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第16回 清水寺 古と優艶の書画展ご報告

古と優艶の書画展のご縁をいただき大変嬉しく思っております。

こうしてこの場にたたせていただきましたのも、お導きいただきました世界文藝社様、師である四宮岳翠先生、いつも温かく励ましの言葉をいただいております皆様のお陰と感謝しております。
ありがとうございました。

5年前から赤ちゃん筆で作品を書かせてもらっております。
初めて息子の筆で書きました作品は昨年、ロシアのモスクワ・チェラビンスク国立美術館に蔵品になりました。

この作品ができましたときのエピソードがあります。
その時息子は「僕がいたから、書けたんだよ」と誇らしげに言っておりました。
息子はこの作品で自分が大切な存在であることを確認でき、そして親子の絆を深めることができました。

「安」の作品は、1つの「いのち」のともしびが、小さいけれど確かに熱く灯っている。
そのことが心の深くに感じられたときが、最高の「やすらぎ」ではないかと思い、赤い紙に託しました。

そして、1つ1つの「いのち」のともしびが触れ合って、受け止め、確かめ合うことができたらどんなに素晴らしいことだろうと思っています。今、そういう願いがあります。

これからも、書作を通してこの思いを伝えられることを願い、精進してまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。


今日はレセプションがありました。

初めに世界文藝社の代表櫛田英俊様のご挨拶がありました。
今回で16年になるこの書画展の力、書を通しての多くの人と人のつながり、ご縁の素晴らしさをお話になりました。
清水寺代表のご挨拶では、「書」の墨の色は五色のがあり、作家が感じること、書くことその中に表現される「品」のある世界を お話いただきました。

続いて、社会教育功労者 文学博士でこの書画展の名誉顧問をされておられる加藤達成様のご挨拶です。

「書」を書くことに心の豊かさを学ぶこと。
今回、日本の教育に「書」をとりいれられてご苦労された方のご子息に出会われたことをお話なり、この書画展を通してのご縁の素晴らしさをお話いただきました。

書は初め木に墨で書いた文字が木の奥深くにはいていたことから、「入木書」(じゅぼくしょ)と言われていたことをお話いただきました。

書の深さ、心がそのまま表現され、人を表すこと。
木に深く墨が入るほどの作家の深い思いがあることを感じ、改めて書の世界の魅力を感じました。
「書」は深く深く思いが伝わることの素晴らしさに感動しました。

続いて、北王路魯山人没後五十周年記念特別講演で北王路魯山人の御令孫の陶芸家 北王路泰嗣様のお話がありました。
魯山人さんのエピソードをお話いただきました。
陶芸は70歳になられてから始められていたことに驚き、どこまでも美しさを追求されていたことを知りました。

レセプションの後、写真撮影をしていただき、陶芸の作品自由な表現のお話をしていただきました。

出展者代表の長谷川耕史様からはご祖父さまから受け継がれて、書の世界を次につなげる活動の思いを聞かせていただきました。

最後に和知人形浄瑠璃をみせていただきました。
人形の細やかな動きに心の表現を直に感じられて、人形の動きに心がいき周囲が目に入らない時がありました。

お越しいただいた方と和やかにお話をさせていただき、新しいご縁もありました。
楽しい時間を過ごさせていただき、感動の1日でした。

皆様ありがとうございました。

明日も新しい発見があるのではとわくわくしております。

ご都合のおありの方がおられましたら、どうぞお越しください。
無料です

秋の京都を楽しんでください。

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