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2011年 第51回五柳会公募書展作品

信得及

「信得及」 信じ得及ぶ       210×210

禅語  信じることではじめて得るものがあるという意味です。

2011年の念頭に思ってことが、

「正大信力」でした。 理屈はわからなくても、ただ信じることで良いという。

信仰の教えでした。

何という理由はなくても自分の可能性を信じていく。

自分の感じたものを大切にしようと思っていました。

その時にこの言葉に出会い、書くことにしました。

文字は古文を使いました。

筆は羊毛で、20年前に中国で購入したものです。今年初めて使いました。

新しい筆はどのようなものになるのか、ドキドキワクワクします。

会場で大きなリズムを感じたので嬉しかったです。

作品をご覧になって、色をぬりたくなったと、

楽しそうにされている方がおられました。

いろんなことを感じていただけて嬉しいです。

ひとすじにさく

『赤ちゃん筆の作品です。

紙は料紙です。

自分の可能性を信じて、

感じたことを進めていく。

どのような内容でもいい

自分の感じたこころにしたがって

そこに「生ききる」という思いです。

そうしていることで、生き生きした自分との出会いがある

どのように「咲く」かをワクワクしながら・・・

作品はやわらかに、

ゆったりとした気分に書けたのが気にいっています。

「2012書作品年鑑」(掲載 監修・主筆 小野寺啓冶)に掲載されました。

書道ジャーナル研究所 

http://www.shodo-journal.com/calligrapher/sa/shinomiyaso.htm

「ひとすじにさく」は朴訥な単体でじっくり歩み、“自分の可能性を信じて感じたものを進めていく。そこに自分の輝くもの、

生命の輝きが咲く。ひたむきな思いの尊さを感じました”と装飾性を省く純朴な姿で語る。…続く

小野寺啓治先生にご講評いただいております。』

 

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